喪中にはなぜ年賀状を出してはいけないの?

喪中にはなぜ年賀状を出してはいけないの?

喪中では年賀状を出してはいけない。
喪中の人にも年賀状を出してはいけない。

なんとなくそうだよね・・・とぼんやりわかっているのですが
はっきりとは知りませんよね。

そこで喪中にはなぜ年賀状を出してはいけないのか
しっかりご紹介します。

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喪中にはなぜ年賀状を出してはいけないのか

・それは年賀状の性質によるから
年賀状は「昨年一年間お世話になったお礼と新年を迎えられたお祝いの手紙」です。

しかし喪中の人は近親者が新年を迎えられなかったのですから
「新年のお祝いの手紙」である年賀状は常識的に考えても送るべきでは無いでしょう。

最初に年賀状を控えるようになったのは明治以降天皇が崩御された際に年賀欠礼を行ったのが元だと言われています。

それが一般庶民にも広まり喪中に年賀状を出さないようになったとのことです。

何親等までが喪中?

一般的には二親等まで

そもそも喪中とはどういうことを指すのでしょうか。

一般的に二親等までに不幸があった場合に喪中となりますが
三親等以降の親族でも親しい間柄であれば喪中となります。

会社等の慶長規定にも「同居の祖父母」が適用される場合が多いですね。

喪中と忌中の期間はいつまで?

喪中の期間は故人との関係や同居や別居などでも変わりますが
一般的な認識ではこのようになりますので参考にしてください。

喪中の期間

父母・義父母:12ヶ月~13ヶ月
子     :3ヶ月~12ヶ月
祖父母   :3ヶ月~6ヶ月
兄弟姉妹  :1ヶ月~6ヶ月

尚、故人との付き合いが深い場合喪中が12ヶ月という場合もあります。

忌中の期間

仏式の場合は四十九日法要まで

神式の場合は五十日祭まで

喪中と忌中の違いはなに?

喪中と忌中にはさして違いはありません。
喪中は故人の冥福を願って一定期間静かに慎む期間ということになります。

忌中は悲しみは癒えなくとも一定のセレモニーを終えて気持ちに一区切りつける期間ということでしょうか。

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欠礼はがきを出しておく

年賀状を出さない代わりに11月頃に欠礼はがきを出しておきましょう。

年賀状が来た時は?

欠礼はがきを出しても昔の知人などから思い出したように年賀状が届いたら

「寒中見舞い」を返信しましょう。

これは年賀状が出せない時に暑中見舞いの冬版といったところです。
年賀状を下さった方に喪中であることも一言添えて返信しましょう。

年賀状が出せない時、寒中見舞いは重宝します。

寒中見舞いはこちらから出しても良い?

こちらが喪中のときでも年賀状の代わりに寒中見舞いは出せますので
お祝いを述べるのではなく挨拶をするという意味で寒中見舞いは出しても構いません。

相手が喪中でも寒中見舞いは出しても良い?

相手が喪中のときも年賀状の代わりに寒中見舞いは出せます。
やはりお祝いを述べるのではなく挨拶をするという意味で
寒中見舞いは出しても構いません。

年賀状をもらっているのに松の内に年賀状をを返せないときも寒中見舞!

何らかの事情で年賀状をもらった相手に年賀状を返せなかった時も寒中見舞を出すようにします。

喪中にはなぜ年賀状を出してはいけないの?まとめ

・年賀状は基本お祝いの書簡なので欠礼が届いた方には送らないようにしましょう。
・年賀状は基本お祝いの書簡なので身内に不幸が起きたら送らないようにしましょう。
・喪中は一般的には二親等までです。(親密さによっては三親等まで)
・喪中の期間は関係性で異なる1ヶ月~13ヶ月です。
・忌中の期間は仏式は四十九日法要まで神式の場合は五十日祭までです。
・喪中と忌中の違いは四十九日法要や五十日祭までが忌中その後喪中です。
・身内に不幸が起きたら欠礼はがきを書きましょう。
・年賀状を受け取ったら寒中見舞いで返信しましょう。

喪中にはなぜ年賀状を出してはいけないの?あとがき

いかがでしたか、なぜ年賀状を出してはいけないのか、ぼんやりとしていたことがはっきりわかっていただけたら幸いです。

年賀状は新年を祝うためのめでたいはがきですので、お互い失礼がないようにマナーをしっかり守って出しましょう。

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